馬の種類について
2020.11.17

馬の種類について

県内では毎年馬の市場が開催され、いずれの回も多くの馬で会場が賑わいます。
ですが、一口に馬といってもその種類は様々で、初めての人は混乱してしまうかもしれません。

そこで、今回は様々な馬の種類について御紹介します。
馬に会うときの視点が、少し変わるかもしれませんね。

1 馬の大きさと種類
・ 馬は大きさによって、大まかに以下のとおり分類されます。岩手競馬やJRAの競走馬は軽種、チャグチャグ馬コに参加する馬や遠野馬力大会に出場する馬は中間種及び重種であることが多いです。

種類名 特徴 品種例
軽種 スピードと耐久力を兼ね備えるよう改良。 サラブレット、アラブ、アングロアラブ など
中間種 軽種と重種の中間的な性質。比較的温厚。 ブルトン、パロミノ、トロッターなど
重種 農耕、重量物の運搬ができるよう改良。 ペルシュロン、シャイアー、ブラバンソンなど
小格 体高が147cm以下の馬の総称で、特定の品種を指さない。 シェトランド・ポニー、ミニチュアホース など

2 日本在来馬の種類
・ 「日本在来馬」とは、海外の品種と交雑することなく残ってきた日本固有の馬のことです。
・ 現存する日本在来馬は以下の8種類です。

日本在来馬名 主な生息地域 体高 備考
北海道和種(道産子) 北海道 125〜135cm 北海道文化遺産
木曽馬 長野県木曽郡(木曽郡開田村)、
岐阜県飛騨地方
125〜135cm 長野県天然記念物
野間馬 愛媛県今治市野間 100〜120cm 今治市指定文化財
対州馬 長崎県対馬(対馬市) 125〜135cm 対馬市天然記念物
御崎馬 宮崎県都井岬(串間市) 110〜120cm 国天然記念物
トカラ馬 鹿児島県トカラ列島(鹿児島郡十島村) 100〜120cm
宮古馬 沖縄県宮古島(宮古島市) 110〜120cm 沖縄県天然記念物
与那国馬 沖縄県与那国島(与那国町) 110〜120cm 与那国町天然記念物

・ そのほかにも中型〜大型の在来馬がかつて生息していましたが、純血種は絶滅してしまいました。
→ 南部駒(岩手)、三春駒(福島)、甲斐駒(山梨)、三河馬(愛知)、能登馬(石川)、土佐馬(高知)、日向馬(宮崎)、薩摩馬(鹿児島)、ウシウマ(種子島) など
・ 青森県下北に生息する「寒立馬」は、南部駒の系統である田名部馬(南部駒と外来種との交配による改良品種)とブルトン種との交配が行われたものとされており、厳密には在来馬ではありません。